カレーは夏に食べてこそ!
夏にカレーが美味しく感じるには訳があるんです。
いまや日本食化しているカレー。
大人も子供も大好き。
暑い夏に、汗をかきながら食べるカレーが美味しいですよね!
カレーは、多種類の香辛料を使ったインド料理の調理法に対して、欧米人が名付けた呼称。実際はインド固有の言語には「カレー」という言葉はなく、香辛料を使ったインドの煮込み料理には、それぞれに固有の名称があります。
また、一般的にタイカレーと呼ばれているものも、タイではゲーンと言われる生のハーブや香草を使用したもので、インド料理とは直接の関係はありません。
インドもタイも暑い国。
香辛料には、発汗作用があり、食べて汗をかくことにより、体の熱を冷ましてくれるという訳です。
日本のカレーはイギリスから伝わったもの
イギリス人が航海中にシチューを食したかったけど、当時は牛乳が傷みやすいという理由で牛乳のかわりに日持ちのするカレーに使われる香辛料でシチューと同じような料理を作ったのが、イギリス的なカレーのルーツと言われています。
そして、イギリス人がインド人のように、多種多様な香辛料を使い熟すのが困難であるため、香辛料をあらかじめ調合したものをカレー粉として商品化したことにより、一般的に普及したとのこと。
日本のカレーは、イギリスから伝わったものに、小麦粉でとろみを加えたものです。
ご飯の上にカレーをかけて食べる、カレーライスですね。
金曜日はカレーの日!
海上自衛隊では、毎週金曜日に全ての部署でカレーライスを食べる習慣になっているのをご存知ですか?
これは、長い海上勤務では、外の景色変わらず、曜日感覚がなくなってしまうため、金曜日にはカレーを食べて、曜日感覚を呼び戻すようにしているのです。
各船艦、部署ごとに独自のレシピがあるようです。
日本の国民食カレー。冬は体を冷やします
もともと暑い国の食べ物、カレー。
香辛料の発汗作用により、食べると汗をかき、汗をかくことで体を冷ましてくれます。
香辛料を使った料理は、食べると体が暑くなり、汗をかくので体を温める作用があると思われがちですが、汗が引くと体が涼しく感じるように、冷える作用があります。
国民食と言われるくらい、いつでもどこでも食べることができるカレーなのですが、旬はやはり夏。
冷え性の方は、寒い季節には多食しないようにしたいですね。
と言っても、一般的には難しいだろうなあ・・・
こちらは私が作ったカレー。
玉ねぎとトマト、ひよこ豆を使っています。小麦粉や米粉などでとろみもつけていません。好みの香辛料を使っていますが、酸味が爽やかな後味です。