お台所の薬箱 食材AtoZ ひじき
ひじきにはオスとメスがある?
ひじきは、オスとメスがそれぞれ違った株で育つ 雌雄異株の海藻です。
雌株で育った卵に、雄株で育った精子が受精し、受精卵となります。
受精卵は水温が高くなる5月ごろから放出されはじめ、やがて岩などに付着して生長し始めます。
食用に採取できるようになるには、3年かかるそうです。
なんだか不思議な感じがしますね〜!
大きさは1メートルくらいにもなるそうです。
昔から日本人になじみの深い海藻で、縄文時代や弥生時代から、食料として利用されていたようです。
しかし、現在は日本国内で流通する食用ひじきの90%は韓国や中国からの輸入に頼っています。
写真はひじきを使ったパスタ。
ひじきが美味しいのは、煮物だけじゃないんですよ。
ひじきの栄養価は?
海藻の中でも、カルシウムが多く含まれるひじき。
鉄分や繊維質も豊富。貧血や肥満防止にも最適です。
ひじきこんにゃくは腸のお掃除、お通じにお悩みの方にいいですね。
ひじきれんこんは肺や気管支に良いと言われています。喉の痛みや咳に効果的です。
生ひじきと乾燥ひじき
海からとったままのひじきは産地で天日干しし、乾燥させて加工業者で運ばれ、釜で長時間蒸し煮にして、天日干しをし、乾燥ひじきとして売られています。
生ひじきとして売られているものは、ほとんどが乾燥ひじきを戻したもので、採取したそのものではないようです。
乾燥ひじきは、保存に適していますので、使う時に必要な分を戻して使える利点がありますよね。
ひじきには酸化が進むような脂質が少なく、水分も低いので、劣化することが少ないと言えます。
でも、一般家庭では高温多湿をさけ、早めに食べきることも大切ですね。
ひじきのスイーツ
米粉のひじき煮マフィン
生地が米粉なので、おかずマフィンとして美味しくいただけます。
忙しい朝にいかがでしょうか?