お台所の薬箱 食材AtoZ 大根

大根役者とは褒め言葉?

大根は煮ても焼いてもあたらない。(食あたりしない)というところから、何をやってもあたらない下手な役者さんのことを、こう言います。

”あたらない”大根は、肉魚の毒消し、消化を助けてくれます。

タンパク質を分解、消化を助ける酵素がありますので、焼き魚やてんぷらに大根おろしを添えるのは、理にかなっているのですね。

ただし、すりおろして時間が経ってしまうと、効果が薄れてしまいますので、いただく際におろして食するのがよいようです。

葉っぱも捨てないで!

大根の葉はカルシウム、食物繊維が豊富。
骨粗鬆症の予防、デトックス効果もあります。

さっと湯がいて食べても、炒めて食べても美味しいですよね!

風邪の発熱、発汗、のどの痛みにも

風邪の発熱や発汗に、大根としょうがをおろして、番茶とお醤油を加えた大根湯はマクロビオティックのお手当法として有名です。
風邪による悪寒がする時、熱々を飲んで横になると、体にこもっていた熱とともに発汗しますので、その後、冷えないように着替えて休めば、ゾクゾクとする悪寒がなくなり、熱も下がります。

女性の味方、干葉湯(ひばゆ)

大根の葉は、食べるだけではなく、干してお手当として使用することができます。
干した大根の葉を煮出し、ベビーバスや大きなたらいに入れて、腰湯にします。
女性特有の症状によく効くそうです。

余ったら切り干し大根に

大根が食べきれなかったら、細く切って干してはいかがでしょう?

干すことのメリットは、乾燥するので日持ちがします。

水分が飛ぶことで、うまみや甘みが増し、栄養素も凝縮されます。

切り干し大根も、切り方によって味わいが変わります。

オススメは、まず斜めに薄切りにしてから、細く切って干すやり方。

食感も楽しめ、煮崩れもしにくいのです。

野菜を干す時は、天気予報をチェック!

よく晴れて乾燥していると、2〜3日でカラカラになりますが、雨が降ったり湿気があると、仕上がりが遅く、傷みやすくなります。

 

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