【介護食】香辛料の効果と注意点
香辛料の効果と注意
香辛料は発汗作用があり、身体を温めると思われがちですが、実は汗をかくことにより身体を冷やす作用があります。
多くの香辛料の産地が南の国であることからも、暑い気候の国では、香辛料を使った料理を食べることにより、発汗して体温を下げるようにとなっています。
身体が冷えやすい方は、少し控えめにされた方がよい食材と言えます。
少量使う分には、香りや辛さは食欲を刺激し、味のアクセントになる食材です。
しかし、年を重ねて行くと、健康な方でも段々と飲み込む力が衰えてきて、刺激のある食材が喉に引っかかり、咽せやすくなってきます。
咽せる事が、誤嚥性肺炎を起こす事につながりますので、気をつけたいものです。
以前は好んでいた食事でも、咽せ込むことが多くなってきたら、香辛料や刺激物を控える事も必要かもしれません。
意外なところで、長ねぎ、生姜、にんにく、辛みの強い大根など。
長ねぎや玉ねぎなどは、火を通したものを、生姜、にんにくなどは、刻むのではなく、すりおろして風味付けに使うなど、工夫をしましょう。