いちごの日
毎月15日は『いちご日』です。
日付は『いち(1)ご(5)の語呂合せから。
イチゴはバラ科の多年草です。
食用として供されているのは、花托(花床ともいう)であり、果実ではありません。
いちごにとっての果実は、一見して種子に見える一粒一粒の痩果といわれている部分です。
「いちご」の語源ははっきりとしませんが、古くは『倭名類聚抄』(934年頃)に「以知古」とあります。
日本書紀には『伊到寐姑(いちびこ)』、新撰字鏡には『一比古(いちびこ)』とあります。
近代にオランダイチゴが舶来するまでは、「イチゴ」は野イチゴ全般をさしていました。
現在イチゴとして流通しているものは、ほぼ全てオランダイチゴです。
本来は初夏(5−6月)が露地栽培品の旬ですが、1990年代以降、クリスマスケーキの材料としての需要が高まり、12月から年末年始にかけて、出荷量が多くなる傾向にあります。