寄國 揚こ

Yoko Yorikuni

マクロビオティック料理家
東京 世田谷生まれ・世田谷育ち

よりどころ”yoridocoro”運営
完全予約制のマクロビランチ
マクロビスイーツの販売
ワークショップ
週2回マクロビ保育園へ給食作り

職歴
日本で業界一位のタオル会社の企画室
アメリカのデザインコンサルタント会社
外資広告代理店
マクロビオティックスクールインストラクター

寄國揚こ yoko yorikuni yoridocoro店主. 「気づきの食」料理カウンセラー
マクロビ料理

私の原点、季節を感じる家族の食卓。

父は昭和一桁生まれ。生まれ育った広島で公務員として働いていましたが、美容師になることを志し、単身上京。今でこそ男性美容師の存在は珍しくはありませんが、当時は男性が美容師になることが珍しく、それこそ男性美容師の草分け的存在であったようです。父と母は広島時代に出会い、父が上京し、晴れて美容師となった時に母も上京、東京で結婚して自分たちの店を構えました。

サラリーマン家庭に生まれなかった私は、会社に就職しながらも、いつかは自分も独立して起業するとどこかでずっと思っていたのだと思います。もともと広島の田舎の生まれだった母は、季節を感じる食卓を心がけてくれていたように思います。

私の誕生日の3月にはちらし寿司を作ってくれたり、4月になるとよもぎ団子、秋には栗ご飯を作ったりと、特に凝った料理ではなかったけれども、季節感を大切にした豊かな食卓でした。

そんな幼い頃からの食卓の思い出が、現在の私の原点なのかもしれません。

なぜマクロビオティックを?

社会人となってからは、もともと興味があった食について学びたいと思い、色々な料理教室に通ってみました。中華料理、懐石料理、自然食…自然食を習った時に、調味料を変えるだけで、こんなにシンプルな調理なのにこんなに美味しくなるんだ!と驚きを覚え、それからその原点ともなるマクロビオティックに出会います。ちょっと哲学的とも言えるその考え方に共感し、スクールで学び、教える立場となる、インストラクターとなりました。

会社員時代はいつも忙しく、一番大切な食が一番疎かになっている人が多いことを実感します。働く人こそ体調管理が必要なのに。好きなことを100%楽しむためにも、日頃の食生活を調える事が、よいパフォーマンスに繋がると思い、いつしか食で人を幸せにする仕事をしていきたいと考えるようになりました。

いつか、好きな食の分野で生きていきたい。

そのいつか、というきっかけとなったのは、父が亡くなったことにもあったと思います。時間は有限だから、やりたいことがあったらチャレンジしていった方がいいなと思ったのかもしれません。

父が亡くなった翌年に長い会社員時代にピリオドを打ち、食で人を幸せにする事をモットーに、マクロビオティックの料理家として独立しました。

食べた人が空腹を満たすだけではなく、体も心も満たされるような、そんな食を提供していきたいと思っています。

寄國揚こ よりくにようこ